リンプロジェクトとは

こんにちは。リンプロジェクトです。
Hello. Rin Project.

自転車といっしょに暮らし旅するサイクルグッズを作っています。
Making goods to live and travel with bicycle.


自転車に乗るのがクセになった方が、乗る時と、乗らない時とを分けなくてもすむように。場所、年齢、服装、どんな状況でも主張しすぎず、とけ込みやすいサイクルグッズを作っています。
For people who got habit to ride bicycle, not to separate on and off the bike, making cycling goods for places, ages, styles, in any situations accepted and blends in.


一番気にしているのは、風。風を切る、のではなく、風とともに。 逆らわず、風に乗るために。走りを重くする空気抵抗を少なくできるよう、 ばたつきにくい作りを心がけています。
What we care most is the wind. Not cutting, but with wind. Not resisting, but to ride wind. Giving heart to make products with less air resistance, less dragging.


他にも、自転車遊びに必要となりそうなものを、取り揃えています。
Also, there is lot other more that might be needed for your cycling.

ごゆっくり。
Take your time.

http://rinproject.com

rin project / our history


 <リンプロジェクト>は、シャノアという会社の社長、山田が起こした自転車カジュアルブランドです。 
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1980’s


山田は1980年代、当時フランスを舞台として活躍していた日本人ファッションデザイナーたちと共に、ファッション業界で働いていました。山田の会社、シャノア(フランス語で黒猫という意味です)はいわゆる『企画制作』を担当。さまざまなブランドと組み、そのブランドらしいバッグ、アクセサリーなどを提案、制作し、それが採用された場合には、たとえばオゾン・コミュニティなどのブランドから、販売されているという具合です。

1995


山田は交通事故に遭いました。
それをきっかけに、その日まで日に3回は運転するクルマ中心の生活を送っていた彼は、その日から、自転車中心の生活に変えることにしました。

2000


この時期ぐらいから山田は、自転車での生活を送りながら、「自転車に乗るとき、こういうものがあったらいいな」と考えたものを、それまでの業界での経験とコネを使い、サイクリング用パンツとバッグを作ります。

それが『ストレッチ サイクル パンツ』と『バイクウェイ パック』の原型となりました。

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2001


山田は、自分の作った製品に『燃えるゴミ・燃えないゴミ』というブランド名を付け、2001年、東京で行われた《サイクルショー》に出展し、お披露目をします。 

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2002


この『燃えるゴミ、燃えないゴミ』というブランド名の由来は、当時のカタログに書かれています。
このカタログは、すべて英語で書かれています。なぜ英語で書かれているかというと、2002年にヨーロッパ最大級のサイクルショー、ドイツ・ケルンショーに出展するために作られたカタログだからです。抜粋して訳すと、こんな具合。



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『私たちは、ものを捨てるという責任のもと、適切なリサイクル手段を選べる生活システムに適応できるよう、製品デザインを心がけています。そのため、材料も次の製品へとリサイクルされるようなものを使います。使い終えた後、ただゴミとなることのないように』

2003


ヨーロッパでのショーを終えた翌2003年、『燃えるゴミ 燃えないゴミ』は、ブランド名を<リンプロジェクト>と変え、再スタートします。
サイクルパンツを中心とした、アパレルを展開していくにあたり、『<燃えるゴミ>っていうのはどうだろう』という声が上がったのが、一番の理由です。<リンプロジェクト>を代表する製品である《カスク》を、やっと販売にこぎ着けたのも、この時期でした。

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『リンプロジェクト』というブランド名は、”輪”という言葉から来ていますが、これには日本語では3つの意味を持ちます。
1)車輪
2)円
3)リンリン! という自転車のベルの音。

2004


この年ぐらいから、自転車という存在が、じわじわと社会的な現象となって現れてきました。
それに伴って、リンプロジェクトの製品が紹介される機会も増えてきました。『シーズンごとにモデルチェンジをせず、定番製品を作りつづける』という基本スタンスを理解していただける販売店も増えています。


2006


『バイクtoワーク』への参画を始めます。これは人々に自転車での通勤、通学を促し、広めていくという活動です。これを実行NPOの一員として、店舗を解放し、自転車通勤、通学に対する啓蒙活動を行い続けました。


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2008


このころからリンプロジェクトは、山田がずっと考えていた事柄に、本格的に着手を始めます。それは、自転車で行う旅です。その基礎となる考え方は、こちらのページ(http://rinprojectnews.blogspot.jp/2010/02/blog-post_06.html)をご参照いただければと思います。
『社内研修』の名目のもと、まずは3日間の東京to京都へ、旧東海道を通って、江戸時代の伊勢参りを偲ぶことから始めました。


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また、2008年から数年にわたり、ドイツにて行われる最大の自転車展示会、『ユーロバイク』に出展。
ライフスタイルに溶け込んだ自転車カジュアルウェアとして、世界の自転車シーンに発信。ロンドン、ストックホルム、チューリッヒという、自転車都市での製品取り扱いを獲得しました。


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2010


NHKでの番組にて、リンプロジェクトのカスクを利用する旅人の番組が始まります。
これにより、私たちの製品は少しずつですが、日本のお茶の間にも知られるようになり、また若い層のみではなく、山田が願っている妙齢の方々への、自転車旅への提案へと繋がっていきました。

スポーティでピッタリとしたウェアではなく、日々の生活の中に、無理なく溶けこめる、自転車用カジュアルウェアという、新たな存在を認識してもらえるようになりました。


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2012


私たちの3日間に渡る『研修旅行』は、年5回ほど行われるようになりました。
当初は我々スタッフのみの参加でしたが、回を重ねるにつれ、私たちの製品をご利用いただいているお客様たちが、この研修旅行に加わってくれるようになりました。先の東日本大震災における被災地にも訪れ、その爪痕を目の当たりにし、さまざまな想いを胸に抱きました。


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2015


自転車でする旅、それが私たちの製品、そして私たちの今の大きな原動力であり目的です。自転車という自由へのツールを使い、決して急ぐことのない自転車旅を、どんな年齢の、どんな体力の方でも参加いただける自転車旅を、私たちの活動の一環として行っています。

汗をかいて、シャワーを気持ちよく浴びて、おなかいっぱい食べ、体の赴くままにベッドに倒れこむこと。これが私たちの自転車旅の目的です。

私たちの行く先には、宝石のような日本の魅力が待っています。それは、時代の流れの中で、日本人ですら忘れてしまった、自らの魅力です。

その魅力が存在することを確認し、地名の理由を体で感じる。そういった、日頃見過ごしてしまっていることに、気がつくこと、そして、知ること。過去と現在とが、自転車の旅人、それぞれの頭と体の中で結びつく瞬間です。その悟りとも言える瞬間が、私たちの自転車旅が目指す心地よさです。

それが、リンプロジェクトがいま、ここに存在する、最も大きな理由でもあるのです。


下記のリンクから、私たちの最近の旅の模様と、私たちの製品を、ご覧ください。

Invite Our Touring ツーリングのお誘い(過去の旅の模様) >

<rin project Photos


そして次回は、あなたも一緒に。
We want you to come and join us.

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