特徴

■北欧の漁師をイメージしたノスタルジックなウールベスト
■シェットランドウールを使用
■ウールならではの優れた保温性と吸湿性
■脱ぎ着しやすいフロントボタン仕様
■背中に収納力の高い三分割ポケット

【カラー】NAVY、GRAY

【サイズ】M、L

【重量】550g（M Size）
【生産国】ベトナム

着用例

【GRAY / M size / 172cm / 66kg】

フィッシャーマンズセーターをサイクリストに

北欧の漁師を冬の海から守り続けたフィッシャーマンズセーター。
その伝統的なセーターをベストにアレンジしました。

漁師が使う綱や、幸運のシンボルなどをモチーフとした立体的な意匠が特徴のアラン編みはアイルランドのアラン諸島が起源とされています。特徴的な模様には冬の海から漁師が無事に帰還できるように、という祈りが込められていたのかもしれません。
このベストにも漁師の綱をモチーフとした【ケーブル編み】をあしらっています。

【ケーブルニットベスト】は英国羊毛の中でも、比較的柔らかく光沢のあるシェットランド種の羊毛を使用しています。
過酷な環境を耐え抜くため、英国羊毛は弾力があり頑丈で素朴な質感を持つのですが、それだけに暖かく頑丈で北欧の漁師を守っていました。

【ケーブルニットベスト】はプレーティング編みを行い、表にウール糸、裏にポリエステル糸を出しました。
表と裏で異なる編み目を表現し、表面は立体的ですが裏面はスムースで凹凸を無くし袖を通しやすくしています。
ポリエステル糸を裏に入れて高密度にボリュームを出して編むことでより保温性を高めました。

【NAVY】

 
【GRAY】

ウールが快適な秘密

ウールは古くから用いられてきた天然の機能繊維です。
暖かく、蒸れにくく、汗冷えしにくいだけでなく、消臭効果にも優れているため、日常から旅を快適にしてくれます。

その秘密は繊維の構造に隠されています。

ウール繊維の表面は撥水性のあるスケールと呼ばれるうろこ状の構造に覆われています。
水分を加えるとスケールが開き、内部のコルテックスと呼ばれる組織に湿度を蓄えます。

ウールの吸湿性は綿の2倍と言われています。汗の水分や体からの湿気を吸い取り、周囲が乾燥すると放出するエアコンのような働きをするため、蒸れにくく快適です。

汗をかいたとき、水分が蒸発すると熱が奪われ体温が下がってしまいますが、ウールは繊維の中に水分を吸い取ります。
しかもスケールは撥水性があるため、肌と繊維のそれぞれの表面をド ライに保ち、汗冷えを防ぎます。

また、ウールの繊維にはクリンプと呼ばれる「ちぢれ」があることで嵩（かさ）が増えて断熱性のある空気の層ができますし、熱の伝えやすさも綿の1/2程度なので、熱を逃がさない特徴もあります。

単独では風を通しやすいセーターですが、外側に防風性の高いウェアを着ることでその保温性が発揮され、保温ポットや断熱材のように体温を維持することができるのです。

一方で石油などから作られるポリエステルなどの化学繊維は、溶かした原料をトコロテンの様に小さな穴から射出することで繊維を作っています。

繊維を作る際に、円断面や溝付きなどの形状で射出することで、ドライタッチや汚れ防止、光沢感、吸水性などの機能を持たせることができますが、吸湿性についてはウールに及ばないのが現状です。

また、消臭効果もあります。
汗をかいたとき、化学繊維は繊維表面の溝に水分を保持するだけですが、ウールは繊維内部に水分と一緒に匂いを閉じ込めるため消臭効果にすぐれています。しかも、ウールの表面は撥水性のあるスケールで覆われている ため汚れにくいのです。

洗濯しにくいと言われるウールですが、他の素材では得がたい快適さなので一度着ると手放せなくなるでしょう。

機能的なディテール

自転車に乗っているときも使いやすいディテールを盛り込みました。

カーディガンの由来はクリミア戦争で負傷したカーディガン伯爵が脱ぎ着しやすいようにセーターを前開きにしたという説がありますが、温度調節のために前を開けられるのは自転車に乗っていても嬉しいポイントです。

※ボタンホールは少々きつめに作っていますが、使っていくうちになじんできます。

背中にはサイクルジャージと同じ3分割タイプのポケットを取り付けました。
ちょっとしたものの収納に便利です。

レンズ付きフィルム
新書
スマートフォン

フロントのポケットはスマートフォンなどを入れることができます。

伝統的な素材とディテールを取り入れた【ケーブルニットベスト】はコーディネートしやすく、ミッドレイヤーとしても最適です。
日常から旅まで心強い相棒となってくれるでしょう。

お手入れについて

この【ケーブルニットカーディガン】は手洗いでお洗濯が可能です。
水溶性の汗汚れはドライクリーニングで落ちませんので、自転車乗りにとって嬉しいポイントです。

しかし、ウールはお洗濯方法によっては極端に縮む可能性があるので、お洗濯方法をご案内いたします。

ウールは水分を含むと繊維表面の「スケール」と呼ばれるうろこ状の突起が開きます。この状態で揉んだりこすったりすると
開いたスケール同士が絡まり縮みが発生します（縮絨・しゅくじゅう）。

お洗濯の際はボタンを閉じ裏返してネットに入れ、中性洗剤でやさしく手押し洗いを行います。
何度か水を変えて洗剤の泡が出なくなるまですすいだ後は、バスタオルなどで水分を吸い取り、形を整えて平干し乾燥を行ってください。

着用中の摩擦や洗濯により毛羽立ち・ピリング（毛玉）が生じることがあります。ピリングが発生した場合、引っ張らずに小ばさみ等でカットしてください。

不安な方は信頼あるクリーニング専門店様にご相談ください。
なお、正しくお手入れ頂いた場合でも、経年変化により縮みが発生することがご ざいます。
予めご了承ください。

ケーブルニットシリーズ

【No.2224ケーブルニットカーディガン】

【No.2225ケーブルニットベスト】

そのほかの写真

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　　　※商品画像の色はご利用のモニター等の条件により異なりますので、目安とお考えください。
　　

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