コラム
ヘビーユーザーに再発見してほしい
2005年から作り始めて19年。(2024年現在)
アップデートを行いながら皆様に愛されている【No.3015ストレッチサイクルショートパンツ】はリンプロジェクトを代表する人気アイテムです。
長いこと作っているため、社内やお取引先様から「3015(サンマルイチゴー)」とか、「ショーパン」という愛称で呼ばれたりして、10年以上はいているという方もたくさんいらっしゃいますし、もちろんリンプロのスタッフも夏から秋にかけて良くはいています。
6月に入り、「3015」をはき始めたところ、他のスタッフから「かなり年期が入っているから変えたら?」と言われました。
その時のものは、5年以上前の2018年の秋に生産したもの。
破れたりせず問題なくはいていたのですが、新品と比べてみると、その違いは一目瞭然でした。

左が先日入荷したばかりの新品。右が5年半ほどはきこんだもの。

コットン素材なので、エイジングされていい雰囲気になっています。デニムのような部分ごとの色の変化はありませんが、全体的に色が変わり、ステッチ(縫い糸)付近の生地の凹凸部分のスレ(アタリと呼んでいます)もはっきり出ています。

かたや新品はツイル生地の上品な光沢がなんとも美しいではありませんか。
その秘密は糸にあります。
糸を紡績するときに不純物や短い繊維を取り除き長い良質な繊維だけを使った「コーマ糸」は強度と光沢が特徴で、この糸で織った生地は高級感があり上質なジャケットやスラックスにも使われています。
「3015」はきれい目な印象があるため襟付きのシャツとの相性がよく、自転車に乗らないタウンユースでもついついはいてしまいたくなります。

私はこのタイミングで「3015」を追加購入しましたが、5年物もまだまだ現役。アウトドアや、ラフにTシャツと合わせて着ていきます。
ぜひ「3015」ベテランユーザーの方も、履きこんだ「3015」と新しい「3015」の違いをぜひ楽しんでみてください。


No.3015 ストレッチサイクルショートパンツ
https://www.rinprojectshop.com/SHOP/3015.html
- 2024.06.21
- 17:29
「座りやすさ」の秘密/Sit Easy, Move Freely

リンプロジェクトのパンツは、自転車を日常に取り入れている方に向けて、普段のスタイルに“走りやすさ”をプラスしたアイテムです。
RINPROJECT pants are designed for those who incorporate cycling into their daily lives, adding rideability to everyday style.
こう言うと、「自転車用なんですね」と言われがちですが、実は自転車以外のシーンでも快適に過ごせるパンツだということをご存じでしたか?
When we say that, people often assume, “So they’re for cycling?” But did you know these pants are also incredibly comfortable in non-cycling situations?
実はリンプロジェクトのスタッフも気づいておらず、常連のお客様との会話の中で再発見した、パンツの“快適さの秘密”をご紹介します!
Even our staff hadn’t fully realized it—until a conversation with a regular customer helped us rediscover the hidden comfort of RINPROJECT pants. Let us share that secret with you!
胃の締め付けから解放されます / No More Pressure on Your Stomach
デスクワークにも、クルマの運転にも! / Great for Desk Work and Driving
リンプロパンツと他のパンツを比べると / Comparing RINPROJECT Pants to Others
「座りやすい」がうれしい / The Joy of Sitting Comfortably
胃の締め付けから解放されます / No More Pressure on Your Stomach
リンプロパンツのウエストはローライズ仕様で、前が低く、後ろが高め。
ちょうど胃の下をウエストが通るため、締め付け感がありません。
RINPROJECT pants feature a low-rise waist—lower in the front and higher in the back. This design allows the waistband to sit below the stomach, eliminating pressure.

【No.3015 ストレッチサイクルショートパンツ】
初めて履いたときに「ウエスト位置が低い」と感じる方もいらっしゃいますが、実はこの形状こそが、楽に前傾姿勢をとれる秘密なのです。
Some people may feel the waist is low at first, but that’s exactly what makes it easier to lean forward comfortably.

【赤いラインがリンプロパンツのウエスト位置。前を低く作っています】
しかも、このウエスト形状が快適なのは自転車だけではありません。
デスクチェア、ダイニングチェア、自動車の運転席など、ほとんどの椅子に座る場面で、胃の締め付けから解放されます。
And this comfort isn’t limited to cycling. Whether you’re sitting at a desk, dining table, or in a car, the waistband keeps pressure off your stomach.
デスクワークにも、クルマの運転にも! / Great for Desk Work and Driving

【No.3001 ストレッチサイクルロングパンツ ベージュ】
たとえばデスクワークの着席作業。
自宅でも、オープンテラスのカフェでも、椅子に座ってパソコンを使う場面は多いですよね。
Take desk work, for example. Whether at home or in a café, we often sit and use a computer.

【左:ストレッチサイクルロングパンツ ブラック、右:No.3015 ストレッチサイクルショートパンツ カーキ】
また、クルマの運転時にも。
自転車を積んでサイクリングに出かけたり、長距離運転が多い方にもおすすめです。
Driving is another example. Whether transporting your bike or taking long trips, these pants are a great choice.
では、一般的なスラックスと比べて、どれほど違うのでしょうか?
So how do they compare to regular slacks?
リンプロパンツと他のパンツを比べると / Comparing RINPROJECT Pants to Others
① ダイニングチェア / Dining Chair
まずは自宅でのテレワークにも活躍するダイニングチェア。(私もこの記事を自宅のダイニングチェアで書いています)
Let’s start with the dining chair, which is often used for remote work. (I’m writing this article from mine!)

【ダイニングチェア スラックス】

【ダイニングチェア リンプロジェクト No.3075 サイクルデニム】
単独の写真では分かりづらいため、線を重ねて比較してみました。
It’s hard to tell from individual photos, so we’ve overlaid lines for comparison.

前のウエスト部分が、一般的なスラックスより約6cmほど低く、胃の下を通っています。
The front waistline sits about 6cm lower than standard slacks, passing below the stomach.
部屋着で仕事をすると気が緩みがちですが、せっかく自由に服を選べるなら、座りやすいリンプロジェクトのパンツを試してみてはいかがでしょうか。
Working in loungewear can feel too relaxed—so why not take advantage of your freedom to choose and try RINPROJECT’s comfortable pants?
② クルマの運転席 / Car Driver’s Seat
続いて、クルマの運転席。
ダイニングチェアより背もたれが倒れているとはいえ、長時間の運転は疲れやすいので、できるだけ楽に座りたいですよね。
Next, the car driver’s seat. Even though the backrest is more reclined than a dining chair, long drives can be tiring—so comfort matters.

【クルマの運転席 スラックス】

【クルマの運転席 リンプロジェクト No.3075 サイクルデニム】
こちらも重ねて比較してみました。
We’ve also overlaid these for comparison.

リンプロジェクトのパンツなら、胃の圧迫から解放され、運転中もリラックスできます。
With RINPROJECT pants, you’re free from stomach pressure and can stay relaxed while driving.
さらに、ストレッチ素材がペダル操作のストレスを軽減するため、実はドライブにも非常に使いやすいパンツなのです。
Plus, the stretch fabric reduces stress during pedal operation—making them surprisingly ideal for driving.
「座りやすい」がうれしい / The Joy of Sitting Comfortably
ダイニングチェアや自動車以外にも、現代社会では座る機会が多いですよね。
Beyond dining chairs and cars, modern life involves a lot of sitting.
キャンプやアウトドアとの相性も抜群です。
These pants are also perfect for camping and outdoor activities.

【左から No.3015 ストレッチサイクルショートパンツ ベージュ、No.3001 ストレッチサイクルロングパンツ ブラック、同 カーキ】
焚き火のときに前かがみになっても、お腹まわりは快適そのもの。
リンプロのパンツは、天然素材の風合いを活かしたストレッチコットン素材が多く、熱に弱いポリエステル繊維よりも焚き火に強いというメリットもあります。
Even when leaning forward at a campfire, your waist stays comfortable. Many RINPROJECT pants use stretch cotton with a natural texture, which is more heat-resistant
リンプロのパンツは、天然素材の風合いを活かしたストレッチコットン素材が多く、熱に弱いポリエステル繊維よりも焚き火に強いというメリットもあります。
Many RINPROJECT pants use stretch cotton with a natural texture, which is more heat-resistant than polyester—making them ideal around open flames.
さらに、ストレッチ素材を使用しているため、テントを立てたり薪を割ったりと、全身を動かす場面でもストレスを感じさせません。
Thanks to the stretch fabric, you can pitch tents, chop wood, and move freely without discomfort.
このように、さまざまなシーンで活躍する「座りやすさ」が、日常の快適さを支えてくれます。
As you can see, the comfort of sitting well supports you in many everyday situations.
飛行機などの長時間移動も! / Long Flights and Extended Travel

国際線の長時間フライトでは、6時間以上座り続けることもありますよね。
そんなとき、「座りやすい」パンツがあれば、苦痛になりがちな移動時間も快適に過ごせます。
On international flights, you might be seated for over six hours. In such cases, comfortable pants can make long travel far more bearable.
また、車いすをご利用の方からも「座りやすい」とのお声をいただいたことがあります。
We’ve even received feedback from wheelchair users who found our pants exceptionally comfortable.
ほとんどすべてのリンプロパンツに備わっている「座りやすさ」を、ぜひいろいろな場面で体感してみてください。
Most RINPROJECT pants are designed with this “easy-to-sit-in” comfort. Try them out in various situations!
最後に、ちょっとしたデメリットも。
ついうっかり食べ過ぎてしまっても、ベルトを緩める必要がなくなってしまうので、健康管理にはご注意を。
One small downside: if you overeat, you might not feel the need to loosen your belt—so be mindful of your health!
代表的なアイテム / Featured Items
10分丈タイプ / Full-Length Styles
No.3101 サイクルロングパンツ / Cycle Long Pants
7分丈タイプ / Cropped Styles

【3015 ストレッチサイクルショートパンツ / Stretch Cycle Shorts】
- 2025.08.05
- 18:18
ポリウレタン製品と虫除けについて

「ディート」配合の虫除け剤を衣服に対して使用した場合、変色、劣化の恐れがあります。
特にポリエステル、ポリウレタン等の合成繊維を痛める可能性があります。
衣類にかからないよう、手に付けて塗り広げるなど必要な箇所のみにご利用ください。
体や衣類に対して虫除け剤をご利用いただく際は、使用上の注意を読んで正しくご利用ください。
さて、事の発端は【No.8038 アームクーラー】をご利用のユーザー様から、「週1、2回使っていたらこうなった」とフィードバックを頂きました。

円形に生地が薄くなっています。
調査したところ、冒頭で書いた虫除け剤に含まれる有効成分【ディート】がストッキング等で使われているポリウレタン等の合成繊維を変質させることが判明。
ポリウレタンはストレッチ繊維としてリンプロジェクトのアイテムをはじめ、サイクルジャージ、スポーツウェアだけでなく、動きやすさをうたったデニムなど幅広い洋服で使用されています。
また、腕時計のベルトやサンダルのソールなど様々なところで使われている素材でもあります。
この【アームクーラー】もナイロン93%、ポリウレタン7%でした。
リンプロジェクトでも追試験をしたところ、手元にあったディート10%配合の虫除けスプレーを同じ場所に10回吹き付け、30分ほど放置すると……

繊維の劣化により、一部が薄くなったことが分かります。

使用した虫よけスプレーの有効成分は、『1本(200ml)中ディート20g』つまり、10%です。
その他の注意には赤文字で次のように書かれていました。
『●変色の恐れがあるので、アクセサリーや腕時計などのプラスチック製品、ストッキング等のポリウレタン配合衣類にはかけないこと。●マニキュア、ジェルネイル等、装飾したネイルに直接かけないこと。』
ディートはアメリカ陸軍により1950年代に開発された虫除け剤で、日本でも非常に多くの虫除けスプレーの成分として50年以上使用されてきたそうです。
しかし、刺激が強く、6か月未満の子供には使えなかったり、24か月未満の子供に対しては1日1回の利用に限るなど制限もあります。
一方で、虫除け成分として2015年に日本で販売が始まった、【イカリジン】を使用したスプレーは子供にも利用でき、しかもポリウレタンや合成繊維を痛めないという説もありました。
そこで、別のメーカー製のイカリジン15%配合スプレーの仕様上の注意を確認したところ、
『ストッキング・合成繊維の衣類・皮革製品・毛皮・家具・塗装面・フローリング・プラスチック製品等にかからない様にする。』
『衣服に噴霧する場合には、繊維の種類によってはしみ、しわ、変質の原因になることがあるため、目立たない場所で影響がないことを確認してから使用する。合成繊維は変質しやすいので注意する。また、本剤を使用した衣類は、洗濯する。』
赤文字で合成繊維を変質させると書かれています。
イカリジンも合成繊維を劣化させるのか、一方でディートもイカリジンもどちらも溶剤としてエタノール(アルコール)を使用しているため、エタノールが劣化させるのか不明ですが、どちらにせよ、書いてある以上利用には注意が必要です。
夏の時期はどうしても虫刺され対策が必要ですが、一方でポリウレタンを使ったストレッチ繊維が動きやすい事も事実です。
どちらも快適さに必要なものですので、虫除け剤を衣類になるべく付着させないように手にスプレーして塗り広げたり、虫除けに効果のあるハッカ油を使うなど、それぞれの特性を理解して使うと夏を快適に過ごせると思います。
虫除け剤は使用上の注意を読んで正しくお使いください。
- 2022.02.03
- 17:44
バッグで服が傷む理由と対策
アウトドアでも自転車でも、耐久性の高い素材のバッグは、壊れにくく長持ちするため安心して使えます。
しかし、その耐久性の高さが仇となり、服がダメージを受けるケースがあるのです。
そこで、素材の特性を理解し、最大限活用して頂けるように素材について書いてみます。
〇長いので三行でまとめると……
- 頑丈な素材のバッグとの摩擦でダメージを受ける素材がある。
- 摩擦で繊維が外側に引き出されて絡まると毛羽立ち、毛玉ができる。
- 表面が硬くハリのある素材は、バッグによるダメージが少ない。
〇服のダメージは摩擦が原因
服を着ているうちに毛玉ができたり、毛羽立ったり、削れて薄くなったり……と、皆様も経験していると思います。
これが……

【セーター生地表面 ダメージの少ない箇所】
こうなったりしますよね。

【セーター生地表面 毛玉、毛羽立ちあり】
結論から言ってしまうと、素材同士の摩擦が原因です。
しかし、一口に摩擦と言っても、生地の構造や素材による相性の問題が大きくかかわってくるのです。
〇頑丈=メリットだけとは限らない
バッグでよく利用され摩擦の問題になりやすいのが、耐久性を高めるため摩擦や引裂きに強い糸を使ったコーデュラ(R)などのナイロン生地。
※コーデュラ(R)はインビスタ社の商標です。

【エアロールパックで使用している、厚手のナイロン生地】
分厚いナイロン生地は軍隊やアウトドアでよく使われ、固い岩の上に置いたり、多少地面の上で引きずったりしたくらいでは問題ありません。
また、リンプロジェクトでもよく利用している、ターポリンメッシュ素材は、通気性の高い薄いメッシュで、優れた強度を誇ります。

【ショルダーと背中にターポリンメッシュを使用】

【ターポリンメッシュ 拡大】
そのおかげでハードに扱っても壊れにくく、信頼性のあるバッグを作ることができます。
しかし、その強度ゆえに、これら頑丈な素材を別の素材と擦り合わせると、生地表面の凹凸同士が引っ掛かり、強度の弱い素材を削ったり、糸を構成する繊維が引き出され、毛玉ができたりする原因になるのです。
〇服が毛羽立つ理由
一般的に、綿やウールなどの天然繊維は、アクリルやポリエステル、ナイロンよりも引裂きや摩擦に弱いため、削れて薄くなったり、生地表面の凹凸が無くなることで光沢(テカリ)が出たりします。
また、化学繊維の場合は生地の構造に依存することが多いです。
保温性を高めるため、セーターやツイード生地などは、糸を作るときの撚りのテンションを低くしています。すると摩擦により、糸から一本一本の細い繊維が引き出されて絡まり毛玉になります。

【糸を構成する繊維が引き出され、毛羽立っている状態】
更に、「綿xアクリル」や、「綿xポリエステル」など天然繊維と化学繊維を組み合わせたものでも、柔らかめの風合いの生地の場合は、アクリルやポリエステルの繊維が糸の中から引き出されて毛玉になりやすいです。
特にアクリル、ポリエステルなどは繊維そのものが長い分、引き出せば引き出すだけ絡まってしまいます。
綿やウールの場合は繊維が短め、強度も低めなので、ある程度引き出されると自然に繊維が切れたり抜けたりして、毛玉が落ちることが多いです。
〇どうすれば服が長持ちする?
では、ナイロンなど頑丈な素材のバッグを使うときはどうすればいいのか。
生地の構造や素材の組み合わせの相性によって、はっきり言えないのが正直なところですが、自分が気を付けていることはこんな感じです。
1)服は糸が強く撚られている固めの生地を選ぶ
繊維を強く撚り合わせて固い糸を作り、高い密度で織った素材の場合は、固い素材をこすり合わせても繊維が引き出されにくいため、毛玉になりにくいです。

【高密度タイプライター生地】
表面がパリッとしてハリがある素材や、表面が滑らかで引っ掛かりのない素材は、固い素材を当てても滑ってしまい、ダメージが少ないでしょう。
例えば、表面に光沢がある(=ツルツルしている)ポリエステルやナイロン生地などが当てはまります。

【高密度タフタ生地】
2)バッグのずれを防ぐ
バックパックやショルダーバッグなどのストラップをしっかり締め、体に密着させることでバッグを固定します。
特にショルダーバッグはストラップを締めないと、背中側からお腹側にバッグが滑り落ちてくることがありますよね。この時に摩擦が発生し、服を傷めます。
しっかり締める事で、バッグが動いて発生するスレ=摩擦を最小限に抑えることができます。
〇実際のところどうなの?
個人的にもエアロールパック(荷物含む 重量6㎏程度)を毎日使い、往復2時間の自転車通勤をしています。
自分で1年以上使ってみて生地のダメージが少なかったものとして例を挙げると……
全リンプロジェクトアイテムを長期間使っているわけではなく、また、長期間使っていても廃盤商品などもあるので、これ以外でも良い物、悪い物もあります。
また背負い方、自転車のポジションなどでも変わってくると思いますので、参考程度にお考え下さい。
元バイシクルメッセンジャーとして毎日100㎞以上走っていたスタッフに話を聞いても、頑丈なメッセンジャーバッグを背負って走り、頻繁に荷物の出し入れを行うと、服はすぐダメになってしまうと言っていました。

【2009年 メッセンジャー世界選手権より】
そういえば、モッズコートがファッションシーンに登場するきっかけは、高級に仕立てたスーツを汚さないために、安く払い下げたフィッシュテールパーカーを上から羽織った事だ、というエピソードもありました。
また、自転車によく乗る方は、チノパンやジーパンにすぐ穴が開いてしまうことがあります。
これも今回の話と同様で、サドル表面のステッチ(縫い糸)は頑丈なポリエステル製のものが多く、摩擦により強度の低い綿を削っていくことが原因です。
現在、様々な素材が様々な用途のために使い分けられています。
素材同士の相性を見極めることで、お気に入りのアイテムを長く使えればよいですね。
〇おまけ 面ファスナーにも注意
書き忘れていましたが、面ファスナー(マジックテープ、ベルクロなど。どちらも商標名)も同様に服を傷めます。

セーターやカーディガンの表面に張り付いて、繊維が引き出されてしまった経験ありますよね。
それもそのはず、表面を拡大してみると……

面ファスナーの表面が硬い方(オス側、フック側)を拡大すると、文字通りフック状の突起が、一面びっしりと生えています。
このフックがセーターに引っ掛かって毛玉ができて……
片手で開閉が可能な便利さもありますが、面ファスナーにもご注意くださいね!
- 2020.08.19
- 15:28
雨の風景を愉しむ

【2017年10月 雨 新島・羽伏浦海岸】
2017年10月13日(金・夜)~15日(日)の期間で開催した、東京の新島・式根島をめぐるサイクリングフォトツアー。
第一線で活躍するエディター/フォトグラファーの石川望氏を講師に迎え、自転車で島をめぐりながら写真講座を受けながら旅をすることができます。
しかし、2017年10月開催はリンプロジェクトがツアー主催側として動き始めてから4回目を迎えたのですが、初の雨天となりました。
サイクリングで雨天となると、どうしても気分が下がりがち。
野外遊びをする上で、晴天のほうが楽しいことは明らかです。
しかし、考え方次第で、
雨の風景を楽しむことができたので、晴れと雨の比較をしながらまとめてみました。
雨天の空は明るい
東京の竹芝ターミナルから、東海汽船の大型客船【さるびあ丸】に乗り、22時に出港。
0時に横浜に立ち寄るまで、東京湾内をクルージング。
【 晴 】

【2016年10月 晴 レインボーブリッジ】
晴天ではくっきりと夜空に浮かび上がる夜景と、水面に反射した光が美しい。
【 雨 】
一方で、雨天では雨粒に光が反射し、夜空までもぼんやりと明るく見える。

【2017年10月 小雨 横浜・赤レンガ】
【2017年10月 雨 横浜・大桟橋】
【2017年10月 雨 本牧埠頭】
スポットライトの光が筋となって見えるのは、雨や霧の風景ならでは。
爽快感と重厚感
朝8時。新島に上陸すると降っていた雨が止んでいました。
雨の切れ間に絶景スポットである【ヘリ下】に到着。
【 晴 】

【2016年10月 晴 新島・ヘリ下】
【 曇 時々 雨 】

【2017年10月 曇り時々雨 新島・ヘリ下】
晴天でも雨でも、海の青さはあまり変わりませんが、雨天の空の重厚感がすごい。
続いて、ヘリ下から近くの羽伏裏海岸へ。
【 晴 】
【2016年10月 晴 新島・羽伏浦海岸】
【 雨 】

【2017年10月 雨 新島・羽伏浦海岸】
【2017年10月 雨 新島・羽伏浦海岸】
それぞれ同じ場所が、全く違う雰囲気になります。
雨の中では写真を撮れないと思いがちだけど、雰囲気や物語性が出やすくなるという講師石川氏のアドバイスもありました。
また、重い雰囲気の雨天でも、明るい色のレインウェアはアクセントになってくれます。
続いて新島本村を通り抜け、十三社神社へ。
この神社は、2016年5月以降久しぶりに足を伸ばしました。
【 晴 】
【2016年5月 晴 新島・十三社神社】
【2016年5月 晴 新島・十三社神社】
【 雨 】
【2017年10月 雨 新島・十三社神社】
【2017年10月 雨 新島・十三社神社】
似た構図が無く比較できませんが、それでも神社仏閣は雨や曇りに訪れたほうが、荘厳な雰囲気が増して良いと思う。
雨でも楽しい
翌日は、式根島が誇る【日本の水浴場88選】に選ばれた泊海岸へ。
扇状に広がる砂浜と海が美しく、ハイシーズンは多くの海水浴客で賑わうようです。
【 晴 】

【2016年10月 晴 式根島・泊海岸】
【 雨 】
【2017年10月 雨 式根島・泊海岸】
雨でも明るい色の傘やレインウェアが揃った途端に、絵本のような世界になって楽しい。
何よりも、雨や霧で視界が悪くなった時に、明るい色ならばドライバーから気付いてもらえ、安全性も高くなります。
やはり晴天がいいけれど
以上、写真を並べてみましたが、晴天の写真は楽しそう。
やはり、旅行や外遊びは晴れに限ります。
【2016年10月 晴 式根島・大浦海岸】
しかし、石川氏もワークショップで指摘していましたが、雨天では映画のワンシーンのような、心に引っかかる物語性のある写真が撮りやすいと思います。

【2017年10月 雨 新島・十三社神社】
写真が趣味でなくとも、SNSやブログなどで際立つ写真が撮れてしまうかも。

【2017年10月 雨 新島・羽伏浦海岸】
今回使用率の高かったリンプロジェクトのレインポンチョは、バッグやカメラなど身の回り品ごと雨から守るため、自転車の旅行で役立ちます。
雨に濡れると困るカメラも、使うときだけ衿の隙間から出し、すぐにしまうことができます。
天気の変化はどうしようも無いのですが、ポンチョをお守りとしてカバンに入れておくと、雨の風景も愉しむことができるはず。
□2017年10月13日~15日
サイクリングフォトツアーの写真
↓↓ Flickr.comで見る ↓↓
関東近郊でお薦めサイクリングスポットは?
「走りやすい場所やお薦めの場所はありますか?」
と、カスタマーショップに来てくださった方と話題になることがあるのですが、
この話になると、私は過去に行った伊豆大島や新島、式根島のお話をすることが多いです。

【伊豆大島 地層断面】
なぜなら、交通量が少ないことや、場所によっては日帰りでも十分楽しめるなどのメリットはあるのですが、何と言っても島が持つ独特の地形や景色など、 非日常感が手軽に味わえてしまうのです!

【新島 羽伏裏海岸】

【式根島 大浦海岸】

【式根島から竹芝へ向かい出港。時期によってはテープでお見送りも】
というわけで、島のメリットはこんな感じです。
- 交通量が少なめで走りやすい
- 自転車旅だけでなく、船旅も楽しめる
- 夜に出発し、早朝から島で活動できるため、朝から夜までたっぷり島で遊べる
- 日帰りでも6時間ほど滞在するため、島をしっかり楽しめる
- 起伏があるので、一周が短くても充実感を味わえる
- 釣りや海水浴など、自転車以外の遊びと組み合わせて楽しめる
- 何と言っても離島独特の非日常的なワクワク感
- 船酔いする方は行くまでが大変(船内で酔い止め薬を買えます)
- 大部屋の2等室に慣れていない方は眠れないかもしれません(客室アップグレードでカーテン付きのベッドにできます)
旅先を開拓しに三宅島に行ってきた
正直に言うと、伊豆大島も、新島も式根島も過去3回ほど行っており、そろそろ別の場所を開拓しなければと思い、目をつけたのが三宅島です。三宅島は竹芝から約170㎞ほどの距離に位置する島で、釣りやダイビング、バードウォッチングの穴場として、通の方に知られています。
三宅島へは、東京の竹芝ターミナルから黄色の大型客船【橘丸】で行くことができ、夜に竹芝を出発し、翌朝島に到着します。
私が行ってみた時は、2等和室で船中泊をしましたが、頭の部分はプライバシーを守れる間仕切りがあり、各席には鍵の掛かるロッカーが用意され、荷物も安全に保管できました。

【橘丸の2等和室 8人~10人の相部屋】 パノラマ写真なのでゆがんでいます。
毛布は100円で借りることができます。

【朝5時に三宅島に到着】
三宅島は西暦2000年にも噴火した火山島で、その後数年間は全島避難指示も出たほど。
現在の火山活動は落ち着いておりますが、自然の驚異ともいえる痕跡を島のあちらこちらで見ることができます。
観光協会のある【錆ヶ浜港】から自転車で10分ほどの場所にある火山体験遊歩道は、1983年の噴火で溶岩流に飲み込まれた集落の上に作られています。

【阿古地区 火山体験遊歩道からは溶岩流に飲み込まれた小・中学校を間近で見ることができる】
三階建ての校舎が二階まで埋まっている姿を目の当たりにすると、自然の強烈な恐ろしさで背筋が寒くなります。

【椎取神社 火山ガスで立ち枯れした木々と新しく育った森】
自然の力は溶岩だけではなく、火山ガスも忘れてはなりません。
数年前まではガスマスクの携帯が必要だったほどで、立ち枯れした木々と、その周りに新しく育った木々の神秘的な風景が島のあちこちに広がっています。

【椎取神社 火山流に埋もれた旧鳥居と旧社】
2500年前の噴火でできた火口湖の周りは森ができ、バードウォッチングの穴場となっていました。

【大路(たいろ)池 北側の桟橋】
太目のブロックタイヤがあれば、1㎞ほどのダートを走り、写真の桟橋まで簡単にいくことができます。
一方で、マグマの影響を受けていない海岸線は波に侵食され、高く切り立った断崖と、青い海とのコントラストを楽しむことができます。

【サタドー岬と砂浜】
三宅島サイクリングはアメとムチ
三宅島を一周しようとすると、登り下りを繰り返しながら走りますが、港を出発すると、すぐ坂が待ち構えています。いきなりムチでしばかれる感じ。

【阿古地区を出発すると、すぐに斜度9%の坂が続く】
しかし、登った分だけ下るのが島サイクリング。
いくつかの坂を走ると、見晴らしよく、平坦で走りやすく、気持ちのよい「ご褒美」的なルートを走ることもできます。

【伊豆岬灯台とサイクリングロード】
島の北西に位置する伊豆岬は明治に作られた灯台が絶景スポット。晴れていると富士山も見られるそうです。

【三七山】
海を見ながら走っていたかと思ったら、突然黒色の軽石でできた丘が目の前に広がったりと、登りと下りを繰り返すたびに、景色の変化が楽しめることが三宅島サイクリングの魅力です。
さらに、島の東側の三池港から三宅島空港沿いに伸びるルートも、まさに「ご褒美」。

【空港の南東に位置する 沖原海岸】
下見で走った時は、台風の影響で波が高めでしたが、高くダイナミックに打ち寄せる波を見ながら、軽快に海岸線を走ることができました。
島を一周するとこんな感じ
島一周は約35㎞で、山手線一周とほぼ同じ距離だそうですが、景観の良い場所に立ち寄りながら走るとだいたい5時間くらい。
しかし、島のスポットを堪能しながら走るとなると、まる一日では味わいきれないかもしれませんよ!
9月末に三宅島を走りましょう!
というわけで、ご紹介した三宅島をリンプロジェクトのスタッフと走りにいきましょう!島では基本的に自由行動ではありますが、スタッフと一緒にレベルに合わせて、島サイクリングを楽しめます。
また、釣りや、バードウォッチングをしながら島をめぐりたいと言う方は、ご自信で道具をお持ちください。
※磯から釣りをされる場合は、必ずライフジャケットをお持ちください。
坂が心配という方、雄大な景色だけを楽しみたいと言う方のために、(株)デイトナさんのご協力で電動アシスト折畳み自転車【DE-01】の有料レンタルもあります!
自転車を持っていない友人を誘いたい!という方も是非ご利用くださいね。

【デイトナポタリングバイク DE-01】
>>DE-01の詳細については、こちらをクリックしてご覧ください<<

リンプロジェクトと行く島ツアー2017
秋合宿だヨ全員集合!
【こんな方にお薦めです】- 雄大な自然を感じながらサイクリングしたい方
- 初心者から中級者にステップアップしたい方
- 立ちふさがる坂にひたすら挑みたい方
- 釣りやバードウォッチングを楽しみながらサイクリングしたい方
- 自転車仲間を作りたい方
【料金】 28,900円(税込)
【オプション料金】(当日現金精算)
船室ランクアップ
往路:2等から特2等→3,220円
復路:2等から特2等→3,170円
レンタサイクル
デイトナポタリングバイク DE-01 4,000円(締め切り9月10日)
【集合】 9月29日(金) 21時45分 東海汽船竹芝ターミナル
【解散】 10月1日(日) 19時50分頃 東海汽船竹芝ターミナル
【募集人数】 20名(最小催行人数 15名)
【持ち物】自転車、輪行袋、パンク修理セット、工具、カスクやヘルメット、グローブなどのプロテクター類、ポンチョやレインスーツなどの雨具、着替え、その他各自必要な物(磯から釣りをされる方はライフジャケットをお持ちください)
【自転車について】
軽快に坂を楽しみたいと言う方はロードバイクがお薦めですが、ダートのあるコースを走ってみたい方は、太目のブロックタイヤ(700 x 35c程度で十分です)が付いたマウンテンバイクやツーリングバイクでお越しください。
【荷物について】
土曜日の朝は、港で宿の自動車に荷物を預けることができます。
日曜日は宿を出発後、観光協会さんに荷物を預けてサイクリングできますが、天候によっては荷物を持って10㎞程離れた港まで自走する可能性もございます。
レンタサイクルを借りられる方も、リュックサックなど自転車で走行できるバッグでお越しください。
【ツアー金額に含まれるもの】
往復船賃(2等和室)、朝食(土・日)、昼食(お弁当 土・日)、夕食(土)、宿泊費、ガイド代、保険料、諸税
※夕食時の飲み物は別途清算とさせていただきます。
【その他】
本ツアーはリンプロジェクト・(株)東海汽船が企画し、(株)東海汽船が募集・実施致します。
ツアーにはリンプロジェクトスタッフが同行いたします。
ツアー中に撮影した画像はリンプロジェクトがインターネットや紙媒体、広告などで利用させて頂く場合がございます。予めご了承ください。4名様以下でのお申込は男女別相部屋となります。
【締め切り】
9月24日
レンタサイクル希望の方は9月10日まで
【お申込】
こちらをクリックして、東海汽船様の募集ページに移動し、お申込ください。
皆様のお申込を心よりお待ちしております!
- 2020.08.19
- 15:32
和紙繊維
【和紙繊維とは】
麻や樹皮繊維から漉かれる和紙は洋紙と比較すると繊維長が長く丈夫なため、古くより書物などで使用され、その耐用年数は1000年を越えると言われている。
平安時代に大量生産が可能となった和紙は、書としてだけでなく、吸湿・放湿性に優れれる特徴から、障子や襖などの建材として使用されたり、平安時代より『紙衣(かみこ)』として軽量・可搬性に優れたため武士や俳人・修験者に愛用されたという。
和紙繊維は綿素材よりも吸湿性や保温性に優れており、繊維長が長く、表面が滑らかなことから毛玉になりにくく、肌にも優しいと言われている。
リンプロジェクトは吸湿性と速乾性に優れたスポーツ向けアイテムに使用するため、クールマックス(R)糸と和紙繊維糸を引き揃え、島精機のホールガーメント(R)により立体形状で編みたてた。
【No.8008 和紙ニットグローブ】
リンプロジェクトの和紙シリーズ2016年春に順次発売予定
・和紙ニットソックス

















